注意:彰×信子お試しSSと続いてます。(おまけの前からです。)


本当にお試しSSです。駄文中の駄文です。ボロボロです。


最悪に、訳わかりません。期待0で、読んで下さると助かります。ハイ。














何が理由かなんて、わからない。


ただ・・・ザワザワとして。冷静でいられなくて。


『・・・おは、よう・・・』


その言葉と、二人の空間を・・・壊してしまいたかった。











まり子と弁当を食べ終え、修二は屋上へと向かっていた。


彰が。野ブタが、いるだろうと・・・。


(・・・野ブタは・・・?)


頭の中で野ブタの姿を想像する。目で探す。


俯いて、座っているだろうと思っていたイスには居ない。


「の・・・・・・!?」


声を上げて呼ぼうとした時、目に飛び込んできたのは。


床に転がる彰と、そのそばに寄り添うように膝をついている信子の姿。








音もたてずに近づく修二の目に映る光景。


繋がれた、手と手。


彰の頬に触れている、信子の手−−−−。








ザワリと、ざわついた。











「・・・何してる・・・」


突然、降ってきた声に信子はビクリと肩を震わせた。


大きく瞳を見開いて、声の主、修二を見上げる。


いつもの声と違う。低くて、どこか恐い感じのする声。


見下ろしてくる視線も、鋭い。


「・・・お、怒ってる・・・?」


思わず、聞いてしまった。


修二は一瞬ピクリと眉を吊り上げて。


けれど、ハッとしたように信子から視線を逸らした。


「は?怒ってねーよ。別に俺には関係ねーし・・・」


苦々しそうに口元を片手で覆ってそう呟く修二に、信子は首を傾げる。


「・・・上原さん・・・と、何かあったんじゃないの・・・?」


まり子の名前を聞いた途端、修二は再び、鋭く、冷たく、信子を見下ろした。


「・・・・・・・」


「・・・・・・・」


怒りを向けられてるような気がして、信子は混乱する。


詮索とか、興味とかで聞いたんじゃないけど。


無神経だったかもしれない・・・。


「・・・ご、ごめん・・・」


「何が」


謝っても。向けられるのは、鋭くて冷たい感情だけ。


どうしたらいいかわからなくて。


信子は、彰に視線を向けた。


「・・・の〜ぶたぁ〜・・・」


幸せそうに笑いながら、眠る彰。


その頬には信子の手が未だくっついたままで、ギュッと掴まれる手。


ぬくもりに。笑顔に。信子は自然とホッとした。











ザワリと、ざわつく。


いらつく。





「−−−・・・っ・・・!?」





痛い。


頭が、割れそうに・・・。





やめろ。


おかしくなりそうだ。





修二は、痛みに顔を歪めて二人に背を向けた。











数歩歩いて。


「−−−どぅわぁぁぁっ!?」


彰の奇声が響き渡る。


思わず振り向いてしまった修二の目に映るのは・・・。


繋がれたままの手と、彰を見つめて、


「・・・おは、よう・・・」


そう呟く、信子の姿。








カァァっとなる胸と身体。


イライラして。堪らなくなって、修二は・・・駆けだし、








「−−−っ?!」





「−−−あ゛あ゛ぁぁぁぁぁ〜〜〜〜っ!?」








信子の頬に、キスをしていた。











ブルブルと肩を震わす彰と、固まった信子。


離れた手と手にホッとしながら。


カッチーンっと凍りついたように固まっている信子を見下ろし、


修二は悪びれることもなく思っていた。





今度は、真っ赤になるくらい、キスしてやりたい。








など、と・・・。








あとがき


訳わからないのが普通だと思うので、苦情の嵐を覚悟でUPするつもりだけど

きっと更新した後は、深く後悔してる気がします。

深読みしないことに決めていたのですが、ただ、ラストの言葉を書きたいがために
修二を相手役に持ってきたのがそもそも無謀だったような気がします。

いつもの私の小説ならば、すぐに真っ赤にさせるのですが。

信子ちゃんはただ固まります。そう簡単には真っ赤になりません。

そして真っ赤になった瞬間。

やべぇ・・・可愛すぎ・・・。おかしくなりそう・・・。

食べちゃいたい・・・。食っちまいたい・・・。

とか、その他色々・・・修二や彰に思わせたい。

というのが、野ブタ。の私の路線らしいです。

なんか一歩間違えば、修二はキ○クになりかねないわ。