拍手ログ2 竜クミ →総受け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 竜クミ 「・・・小田切君?」 「・・・気色悪い呼び方やめろ・・・」 「いいかげん離してくれない?」 「なんで?寒いっていったのお前だろ?」 「いや・・・いったけど・・・・・・・なんで抱きしめられなきゃならないんだ?私は・・・」 「暖かいだろ?」 「ま、まあ・・・暖かいけど・・・でもな?・・・べつに校舎入れば済む話だろ?」 「俺はまだ屋上にいたいんだよ・・・」 「あ・・・そう・・・。あ・・・そういえば小田切。お前、この前のプリントなんで白紙で出したんだ?」 「・・・・・・べつに」 「べつにって・・・はぁ・・・。お前、もっと真面目に勉強できないのか?」 「めんどくせー」 「あのな・・・・・・・。・・・ん〜・・・・・・・・そうだな・・・」 「・・・・・・・?」 「今度のプリントで半分以上あってたら、なんか奢ってやるってのはどうだ?」 「奢るだけかよ」 「ん〜・・・じゃあ・・・やっぱここはキスとかか?」 「いらねー」 「・・・お前・・・いつもいきなり人にキスしといて、即答するなよ・・・。なんか虚しいじゃねーか・・・。じゃあ・・・なにがいいんだ?」 「結婚。」 「・・・・・・は?」 「お前が結婚してくれんなら、半分以上だろうが満点だろうが取ってやるよ」 「・・・・・・・小田切・・・なんでそこで一気に結婚になるんだ・・・?」 「結婚すれば、キスだろうがなんだろうが自由にできんだろ?」 「・・・・・・・そういうことじゃないだろ・・・結婚っていうのは、大切で好きな人と」 「たまんなく大切で好きだから結婚したいっていってんだけど?」 「そうか・・・・・って・・・・・・え?」 「もう一回言うか?」 「い、いやっ・・・いい・・・・・・・・あの・・・・・」 「ん?」 「・・・・・・・・・お前・・・・・私のこと好きだったのか・・・?」 「当たり前だろ?」 (・・・・・し、知らなかったっ!!) ・ ・ ・ 「あの・・・やっぱさっきのご褒美の話はなかったということで・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「ほ、ほらっ!け、結婚はまだ早いだろっ!そそそれに教師と生徒だし、色々と問題もっ」 「じゃあ卒業したら結婚してくれんの?」 「えっ?!い、いや・・・そういうことじゃなくて・・・ももっとその、順番ってやつが・・・」 「なら付き合って1年後に結婚か」 「えっ?・・・・・・そ、そのぐらいが普通なのか・・・?」 「じゃねー?」 「そ、そうか・・・・・・・・。・・・・・・って・・・あれ?」 「・・・・・・ん?」 「あの・・・小田切君。私たち・・・い、いつからそんな関係に?」 「今日から」 「あー・・・今日から。・・・・・・・って・・・えぇぇぇぇっ!?」 「べつに初めてキスした日からでもいいけど?」 「い、いいいやっ・・・そうじゃなくてって・・・・・え?・・・お、お前・・・覚えてるのか?」 「あたりまえだろ?」 (や、やばいっ!私覚えてねーよっ!・・・ど、どうしよっ・・・い、いつだっけっ・・・?!) 「・・・あ、あの・・・・・・」 「・・・・・・ん?」 「・・・・・・今日からということで。」 「ああ。」 (ううっ・・・忘れたなんていえないっ。あー・・・もうっ私のバカっ!) 竜クミ その2 竜と久美子はその日。偶然、コンビニで出会っていた。 「見ろっ!新商品が二つも出てるっ!」 ヨーグルトやプリンの棚の下に並べられた、デザートたち。 久美子は、新商品っ!とついた二つのデザートを指差した。 透明なカップに入った、小さなイチゴパフェとチョコレートパフェ。 凄いだろっ!と、久美子が胸を張る理由はないと思うが、竜の顔には微かな笑みが浮かんでいる 久美子も、にこりと笑った。 「よしっ!ここであったのもなにかの縁だっ!奢ってやろうっ!」 「・・・お前、そんなに金あんのか?」 「ば、馬鹿にすんなっ!このぐらいっ・・・って・・・結構高いんだよな、これ・・・。」 「べつに無理すんなよ・・・」 「む、無理・・・じゃないっ・・・に、2個ぐらいなら大丈夫だっ!・・・お前、どっちがいい?」 「だから・・・」 「・・・ん〜・・・む〜〜・・・よしっ!!私がイチゴにすっから、お前にチョコを譲ろうっ!!」 「・・・はぁ・・・俺のことはいいから、お前自分の二つ買えよ。」 「あっお前っ!イチゴの方がいいんだろ〜っ!」 「いや・・・そうじゃなくて・・・・・・」 「心配すんなってっ!私のちょっとあげるからっ!!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・あのさ・・・。」 「ん〜?」 「・・・なんで俺・・・お前の実家につれてこられてんの・・・?」 「デザート食べるために決まってんだろっ!」 「・・・・・・・・・・あっそ・・・」 (ここまで来といて俺もいまさらだよな・・・。しょーがねーよな・・・・・・。) 「よしっ!さっそく食べるぞっ!」 「・・・・・・・・・・・・・いただきます・・・」 「はいっどうぞっ!」 「ほらっあ〜んっ!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「なんだ?どうした?この層は嫌か?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「じゃっほらっ!イチゴソースがたっぷりなここなんてどうだっ?」 「・・・・・・・・お前さ・・・・・」 「ん?」 「・・・・・・・・・・・それ・・・・・・わかってやってんじゃないんだよな・・・」 「?なんの話だ?・・・ほら、早くしないと食べちゃうぞ?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「ほらっあ〜んっ!!」 (・・・俺にどうしろっていうんだ・・・・・・) 「・・・山口・・・それかせ」 「え?・・・小田切っ!チョコだけでなくっイチゴも全部自分で食べたいなんていってんじゃっ」 「んなわけねーだろ・・・。それじゃ、お前が食べれないだろ?」 「ん?・・・・・・・はい」 「・・・・・・ほら・・・・」 「え?・・・お、おだぎりっ!お前ってやつはっなんていい奴なんだっ!!」 「・・・涙ぐむことじゃねーだろ・・・。ガキ・・・」 「うんうんっ!お前は本当に優しい奴だっ!」 「どうでもいいから、早く食え・・・」 「よしっ!あ〜んっ!」 −−−−パクっ! 「ん〜〜〜〜うまッ!!」 「・・・ミノル・・・」 「へい・・・」 「・・・テツのやつには今見たことは絶対に言うんじゃねーぜ・・・?」 「そ、そうっすね・・・・・・」 「そっと・・・胸の奥にしまっておこうじゃねーか・・・なあ・・・」 「へ・・・へい・・・」 ただいま餌付け中? 竜クミ編 「じゃーんっ!!今日はナンタラカンタラのイチゴタルトだぞーーーっ!!」 「タルト?・・・・・・つまんないもんにしたな・・・」 「なんだよっ小田切っ!嬉しくないのかっ?!期間限定スペシャルトレビアーン(?)タルトなんだぞ?!」 「・・・わかったから早く座れ」 「むーっ・・・・・・お前はタルトは嫌いなのか・・・?」 「べつに?」 「・・・じゃーなんでつまんないなんていうんだよ・・・」 「タルトだとフォークじゃ食べにくいだろ?」 「それがなんだ?」 「お前に食べさせてやれないのがつまらないと思って。・・・あ、でも・・・手でやればいいだけか・・・」 「なっ!!私は子供じゃないっ!」 「子供じゃねーけど、いっつもこうして食べさせてやってるだろ?・・・ほら、口あけろ」 「う゛っ!・・・あーん・・・・・・モグモグ・・・」 「うまい?」 「・・・うまい・・・」 (・・・可愛い・・・。・・・手で食べさせてやるってのも結構いいかも・・・・・・) (・・・なんかこうやって食べると美味しいんだよな・・・・・・) 「で?来週は?」 「杏仁豆腐っ!!」 一週間に一度、「おやつデー」がある二人・・・。 ただいま餌付け中?パート2 竜クミ編 「なー小田切?」 「ん?」 「今度のお昼、久しぶりにクマのラーメン屋に行かないか?」 「・・・行かない」 「なんで?矢吹達とは今も時々行ってるんだろ?」 「隼人達と行ってんだから、お前と二人で行く必要ねーだろ?」 「そ、それは・・・そうかもだけど・・・。・・・・・・・・・私と一緒に外で食べるの嫌か・・・?」 (・・・私と一緒にいるとこ見られるの・・・嫌なのかな・・・?) 「なにションボリしてんだよ。そりゃ家で食べる方が俺は幸せだけど、外で食べるのも別に嫌じゃねーよ」 「・・・じゃあなんで時々外食するの嫌がるんだ?」 「俺の楽しみがなくなるんだよ。」 「楽しみ?」 「麺類だと食べさせる楽しみがなくなるだろ?それに・・・最低5回は食べさせてやんねーと気がすまないんだよな・・・」 「・・・・・・お前・・・私で遊んでないか・・・?」 「可愛いお前が悪い」 (・・・やっぱり遊んでる・・・) 管理人が遊んでます・・・。 ときには、可愛くお願いを。 「おっだっぎっりっくーーーーんっ!」 「・・・・・・・・・」 「なあなあ小田切?」 「・・・・・・・・・」 「おーだーぎーり〜〜」 「・・・んな気色悪いことやっても、駄目だぞ」 「・・・き、気色悪いってお前・・・可愛くしてるつもりなのに・・・」 「可愛いの方向性間違ってんじゃねーの?」 「可愛いの方向性?なんだよ。この前、街で見た女の子はこんなふうに呼んでたぞ?」 「そりゃ女子高生の場合だろうが。お前、自分の歳考えろ。つーか女子高生でも、ありえねーと思うけど・・・」 「・・・そ、そこまでいうことないだろ・・・? だ、だいたい、お前が言ったんじゃないかっ可愛く言えたらって!!」 「だから可愛いの方向性が違うっていってんだろ?」 「・・・じゃあ、お前の可愛いってどんなんなんだ?」 「言ったら、その通りにやんの?」 「え゛・・・いや・・・まあ・・・とりあえず、聞いてみよう、かな?ぐらいには・・・」 ・ ・ ・ 「なっななっ・・・。そ、それがお前の望みな、なのかっ・・・!!」 「で?どうすんだ?やんなきゃ、おあずけな」 「や、・・・や・・・やってやるさっ!!そ、そのぐらいっかかっ簡単じゃねーかっ!!」 「・・・・・・・・・」 「・・・い、いくっ・・・ぞっ!?」 「・・・・・・・・・」 「・・・えっと・・・うっと・・・こ、こう・・・服・・・掴んで・・・?」 −−−キュ・・・ 「お、おだぎり・・・じゃ、なかった・・・えっと・・・・・・」 −−−ギュっ・・・(はっ・・・恥ずかしいっ・・・泣) 「・・・りゅ・・・りゅ・・・りゅ・・・・あ、・・・あのな・・・りゅ・・・」 「名前ゆうの、そんなに嫌なわけ?」 「そっそんなんじゃないっ!!・・・えっと・・・りゅ・・・りゅう・・・?」 「なに・・・?」 「お、おねっ・・・お願いっ・・・」 「ああ・・・」 「お、お願いっだからっ・・・ちょ・・・ちょう、だ・・・ぃ?」 「・・・・・・」 「・・・お、おい・・・ちゃ、ちゃんと・・・い、いったぞっ・・・?」 「・・・キスは?」 「っ!?・・・し、したじゃないかっ・・・ちゃ、ちゃんとっさわったぞ・・・っ」 「誰が頬でいいっていったんだ?ギリギリにずらしやがって。」 「いっいっしょじゃないかっ!・・・キ・・・キスは・・・したんだから・・・いいだろ?」 「・・・はぁ・・・。・・・わかったよ。・・・泣きそうな顔も見れたし。 つーか、こんなんでそこまで可愛くなんのってお前ぐらいだな、絶対・・・」 「・・・な、んだよっ。恥ずかしくない方がおかしいんだっ。お前の方が可愛いの方向性、変だぞ絶対!」 「お前よりはマシ」 「う。そ、それよりちゃんとやったんだから、そろそろ・・・」 「ああ、・・・ほら。」 −−−パクっ! 「んふふ〜っ!おいし〜ぞぉ、小田切〜!!よくぞ、ゲットしてきたっ!! 30分で売りきれちゃうらしいからな〜。この絶品プチシュ〜〜クリ〜ムっ!!」 (・・・早起きして並ぶだけで、こんだけ可愛い姿が見られるなら、安いもんだな・・・) 終り。 →総受け |