拍手ログ2

隼クミ  →竜クミ  →総受け
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

隼クミ

「や、やぶきっ・・・・・・」

「・・・・・・ん?」

「・・・いっ・・いい加減にしないかっ・・・お前っ・・・」

「なにが?」

「なっ・・・なにがって・・・」

「べつに邪魔してねーだろ?」

「おもいっきりしてんだろっ!!ベッタリくつきやがって、すき見せりゃキスしやがってっ!!全然すすまねーじゃねーかっ!!」

「あと12問だろ?20問中8問進んでんじゃん。」

「そういう問題じゃなくてだなっ!だいたいお前がもってきたんだろっ!少しは自分で解けよっ!!」

「自分で解けないからお前に頼んだんだろ?」

「いや、それは・・・そうだけど・・・で、でもなっ・・・なんで私がキスされなきゃなんねーんだっ!」

「俺がしたいから。」

「んなっ!?・・・お、お前っ・・・まさか初めッから・・・ひっつきたいとか、キスしたかったとかそんなんでこの雑誌もってきたんじゃ・・・」

「そんなわけねーだろ?俺はこの懸賞の温泉宿泊券がどうしても欲しいんだよっ!」

「そ、そうかっ・・・でも・・・温泉なんてお前にしては意外な感じだな・・・。もしかしてお父さんへのプレゼントかっ!?」

「ペアの宿泊券親父にあげてどうすんだよ。虚しいだけだぞ」

「そ、そうか・・・。じゃあ、どうするんだ?当たったら・・・」

「恋人と行くに決まってんだろ?」

「あ〜なるほど。へ〜・・・お前の恋人って温泉好きなんだな・・・って!?お、お前っ恋人なんていたのかっ!!」

「今更なに驚いてんの、お前」

「お、お前ッ恋人がいんのに、私にひっついたりキスしたりしてやがったのかっ!!」

「恋人だからひっついたりキスしたりしてんだろ」

「なに考えてんだっ・・・って・・・・・・えっ?」

「恋人だろ?」

「な、なななにいってんだっお前っ!い、いいいったいいつ私がお前の恋人になったんだっ!!」

「こんだけひっついてキスしといて、恋人じゃないほうが変だろ。馬鹿か、お前」

「ばっ・・・馬鹿ってっ・・・全部お前が強引にっ・・・・・・って・・・そ、そういうもんなのかっ?!」

「そういうもんだ」

「・・・しっ・・・知らなかった・・・・・・・!?」



隼クミ その2


「ここと・・・あと・・・ここも電話してみるか・・・。」

「なあー・・・いつになったら終わんだよっそれっ・・・」

「矢吹・・・今、就職活動のことで忙しくて、お前にかまってられる暇はないぞ?」

「・・・・・・わかったよ・・・。もう少し待っててやる」

「さき帰ればいいじゃないか。」

「・・・お前さー、今日が何日か知ってんのっ?」

「今日・・・?」

「ホワイトデーだろっ!!」

「ああ・・・ん?・・・なんだ、お前。私になにかお返しくれるのか?」

「馬鹿か、お前。俺にそんなもん買う金があると思ってんのか?」

「なら・・・なんで・・・てっ・・・・な、なんで近づいてくんだっっ?!」

「金はねーけど・・・やるもんは決まってんだよ」

−−−−グイッ・・・。

「ちょ・・・ちょっと待てっ!!や、やぶきっ!!い、いいいっておくがっキスはいらねーぞっ!!」

「・・・・・・なんでだよ」

「い、いまさらそんなもんいるかっ!さんざんしといてっなにがホワイトデーのお返しだっ!!」

「ホワイトデーにするのと、いつもすんのとじゃ全然違うだろ?」

「同じだろっ!!もーっお返しなんていらないからっとっとと帰れっ!!」

「嫌だ。」

「なっ・・・えっ?・・・ちょっちょっとなんだよっ・・・・・・・っ・・・・・・んっ?!」

「ぜってー帰らねーからなっ!」

「・・・・・はぁ・・・わ、わかった・・・もう少ししたら終わるから・・・離せ」

「邪魔しねーから、いいだろ?・・・離したくねー」

「あっあのなっ・・・・。・・・もー・・・なんでお前は、そう引っ付きたがるんだ?」

「こうしてんのが好きなんだよ」

「・・・・・・・・・・はぁーーー・・・・・しょーがない奴だな・・・・・まったく・・・・」


「なあー・・・」

「ん?」

「今度の日曜、どっか行かねー?」

「・・・抱きついたりキスしたりしなきゃ、いいぞ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

(・・・こいつ・・・ぜってーデートだと思ってねーよ・・・・・・・・)

「なんでそこで黙る・・・」

(こいつの頭の中には、それしかないのかっ!?)


ちょこっとあとがき

相変わらず微妙にズレてる二人・・・。

暴走ラブ・・・・・・?



ただいま喧嘩中? 隼クミ編



「おい、機嫌直せよ・・・」

−−−−ぎゅう・・・

「今度という今度は絶対に許さないからなっ!引っ付くなっ!!離れろっ変態っ!!」

「変態ってっ・・・そりゃないだろっ!!ただちょっと抱きしめてキスしただけじゃねーかっ!!」

「なにがただちょっとだっ!!あ・・・あ、あ、あんな・・・ばっ・・・ばばしょでっ・・・・・・」

「しょーがねーだろ?・・・元はといえばお前があそこで可愛いことするのが悪いんじゃねーか・・・」

「私は何もやってないっ!!そっちがいきなり抱きついてきたんじゃないかっ!!」

「潤んだ瞳で見上げて「待ってっ・・・」って言われりゃ、キスの一つや二つや三つや四つやっ男はしたくなるもんなんだよっ」

「そんなのはお前だけだっ!!私はただ転びそうになって咄嗟にしがみついて呼び止めただけだっ!!」

「それだけで誘ってんだよっお前はっ!!」

「だっ誰がっさっさささっさそうかっ!?」



「−−−−ただいまー」

「おー、おかえり」

「弟君、おかえりー!」

「先生いらっしゃい!今日夕飯どうしますか?」

「え?いいよっ私は帰るからっ」

「なんだよ、食ってけ」

(・・・今帰したら、ニ、三日は機嫌悪いからな・・・)

「お前・・・自分が作るわけじゃないのに偉そうにするな・・・」

「作らねーかわりに買い物には行くんだからいいじゃん」

「じゃ。いってらっしゃい。私は弟君とお留守番してるから」

「てめーも来んだよっ!!」

「買い物ぐらい一人でっ・・・ってっちょっとっ!!」

「いいから来いっ!!んじゃ、拓っいってくるからなっ!」

「う、うん・・・。いってらっしゃい・・・」

「離せっ!!おいっ!!たっ・・・お、おとうと君っ!!助けてっ!!」

「えっ!?・・・えっと・・・」

「〜〜〜〜っ今日だけ名前呼ぶの許してやっから機嫌直して、ついてこいっ!!」

「ついでに三日間、私に触らないって約束してくれたら許してやってもいいぞ?」

「そんなもん約束できっかっ!!馬鹿なこといってねーで行くぞっ!」

「・・・・・・馬鹿なことじゃ・・・」

「本気でいったとして・・・四日目からどうなるかわかっていってんだろーな・・・?」

「−−−−っ!?ぜっ、絶対に冗談ですっ!!」



(・・・なんで普通に仲直りしないんだろ・・・?・・・でも・・・これも仲いい証拠かな?)



えっとキスされた場所は、一応・・・道の、ど真ん中ってことでお願いします・・・。



ただいま喧嘩中?パート2 隼クミ編


「いちいち笑顔ふりまきすぎなんだよっ!てめーはっ!」

「ふりまいてどこが悪いっ!!笑顔は大事なんだぞっ!」

「ふりまくもんじゃねーだろっ!!笑うんなら、俺の方見て笑えよっ!!」

「そんなの変じゃねーかっ!!」

「変じゃねーっ・・・って・・・・・・そんなに笑顔向けられたら、今の喜びが半減されるかもな・・・」

「・・・なんの話だ?」

「お前、俺の前じゃーめったに笑顔になんねーだろ?」

「それはお前が変なことばっかりするからだ」

「だから時々すっげー優しそうに微笑んだり、嬉しそうに笑ったりするとたまんねーんだよな〜」

「・・・・・・は?・・・って・・・おいっ・・・そ、その手はっ・・・」

「あとやっぱ泣き顔とか?真っ赤で恥ずかしがってる顔は毎日見ててもあきねーしなー・・・」

「ちょっ・・・なんで抱きつくっ・・・って・・・まっままっ・・・まてっ・・・おおおいっ・・・・・・っ!」

「やっぱお前・・・全部可愛い・・・」

「わっわかったっ!!わかったからっおっおおおちつっ・・・ふっ・・・んぅ〜〜〜〜っ!?」



強制終了・・・。



しょうがない二人。


「な・・・なんでだよっ!!なんでこんなことすんだっ矢吹っ!!」

「テメーがムカツクからに決まってんだろ?いっつもいっつも、九条、九条っ!!」

「九条先生のどこが悪いんだっ!良い先生じゃないかっ!」

「うるせーっ!!あんなヤローなんかどうでもいいっ!!テメーは俺だけ見てればいいんだよっ!!」

「いきなりなにいってんだ、お前はっ!!それとこれとは全然話が違うだろうっ!!」

「一緒じゃねーかっ!!あいつに会いに行くんだろーっ!!行かせねーからなっ絶対っ!!」

「別に九条先生に会いに行くんじゃないぞ!桃女と黒銀の親睦を深めるとかなんとかっていうただの飲み会だっ!」

「ハッ・・・どーだかっ!・・・あいつと飲み会だって、朝からすっげー浮かれてやがったくせにっ」

「うっ・・・。そ、それは・・・ちょ、ちょっと・・・た、楽しみだな〜って・・・思ってただけで・・・」

「あれのどこがだよっ。寝ぼけてよだれたらしながら、あいつの名前呼びやがってっ!

どーせあいつの夢見てたんだろっ」

「だ、だから・・・それは・・・勝手に夢の中に・・・。って・・・だ、だからって寝起きの人間をいきなり

部屋に連れてきて、1歩も外へ出さないなんて何考えてんだっ!お前はっ!」

「だからいってんだろっ!!すっげーむかついたんだよっ!!」

「う、いや・・・お、怒らせたなら・・・謝る・・・。だから携帯だけは返してくれないか・・・な?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「午後の授業だってあったんだぞ?一応、誰かに連絡しないといけないだろっ」

「・・・だったら言えよ。」

「・・・ん?・・・なにをだ?」

「・・・今日は俺と、ずっといるって。明日明後日の土日も、俺といるって言ったら、携帯返してやるよ」

「・・・矢吹・・・って・・・なんか増えてないか?」

「・・・・・・いるだろ?俺と」


−−−ぎゅう・・・・・・・


「・・・・・・いるって言えよ」


−−−ぎゅうぅぅぅぅ・・・


「わ・・・わかった!わかったからっいるからっ・・・ちょっ・・・ちょっと苦しいぞっ?」

(いるっつたよなっ今っ!!は〜・・・やってみるもんだなっ!

つか、今回はこいつが悪いんだからな。俺といる時にあいつの名前なんか寝言でいいやがってっ!)

(なんかいっつも押しきられてないか?私・・・?・・・でもな・・・

ほっとくと何するかわかんないからな・・・こいつは・・・)



はぁ・・・


マジで、しょうがねー奴。


本当、しょうがない奴だ。



終  



→竜クミ  →総受け?